こんにちは! ご質問ありがとうございます!
金属タグも最近は種類が多いので、どう使い分けるべきか確かにガイドが必要な状況かもしれませんね。
> ・金属用としてはどんな種類があるんでしょうか?
>
いろいろありますが基本的な考え方は金属物に貼付しても通信できるように下駄をはかせる、
その下駄の厚みを最小化するために特殊な素材のスペーサーを合わせこむ、
また金属面に貼付した際に920MHzに近くなるようにフリーエアーの状態では
すこし周波数帯をずらしておく、などの工夫がされている点かと思います。
金属タグの製品開発のベクトルを強引に分類すると、下記のような感じでしょうか。
1).薄さ重視、紙ラベルと同じぐらいの薄さで、もちろんプリンタも通せる。
例:Omni ID IQ-600
http://www.silencenet.com/product/metal_tag/23134.html
2).耐環境性重視、ねじ止め可能なIP68対応。サイズも様々。
例:さまざまな金属対応タグ
http://www.sato.co.jp/products/rfid/ictag_other.html
3).独自路線系、超小型タイプとか被着体をアンテナにするタイプとか。
例:非着面の金属をタグのアンテナにする、Index Tag
http://shop.nfc-acekougyo.co.jp/i-shop/product.asp?cm_id=346217&cm_large_cd=2&cm_small_cd=3
> ・形状や大きさはラベルとは異なるんでしょうか?
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ラベルタグにも様々なサイズの製品があるように、金属タグにもいろんな形状や種類があります。
(上述のとおり、ですね)
> ・価格はラベルと比べてどのくらい違いますか?
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価格はラベルに比べると総じて高いです。
とくに発注ロットが少ない場合、ラベルタグが20円台~というレンジに対して、
200円台~、という感じです。
中には、IndexTagのように数十円で調達可能な製品もあります。
> ・読取精度はラベルと比べて違いはありますか?
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ブースター的な機構をもつ製品だとmaxの通信距離で紙ラベルのタグをはるかに凌駕する製品もありますが、
そういったものでなくてもラベルタグ同様、適切な運用設計がされていれば、それなりの読み取り精度を確保することが可能です。
見落としがちなのは、また、金属に貼った時に性能が最大化されている製品ですので、
ものによっては非金属面に貼付した際に極端に通信距離が落ちる場合もあり注意が必要です。
また、金属対応タグだからと言って、遮蔽物として存在する金属に対しては無力です。
出始めのころにくらべれば選択肢もかなり増えました、
「こんなものを管理したい」とご相談いただければ、
適切な製品をご提案させていただけると思います。
必要なタイミングで、ぜひご相談ください!